講演の募集 - RustFest Global 2020 CFP 講演の申し込み
訳者注:この文書は RustFest Global 2020 CFP を元に加筆、修正したものです。 詳しくは元の文書をご覧ください。
この文書は RustFest Global 2020 の講演募集のためのものです。応募いただいた内容は、CFP 委員会によってレビューされます。
応募いただけるのは、Rust コミュニティの全ての方です。応募はこちらのサイトから行えます。なお、GitHub もしくは Twitter のアカウントが必要です。締め切りは UTC の 2020 年 9 月 30 日 23:59 となっています。
オンラインイベントでの講演の経験のない方、また講演の経験が全くない方のご応募も歓迎します。「これまでカンファレンスで話したことないけど大丈夫かな?」 「話したことがないテーマだけど大丈夫かな?」そんな方からのご応募をお待ちしております。
期待される話題について #
RustFest は Rust に関するイベントです。Rust に関するテーマ、または Rust に関心のある方が興味を持ちそうなテーマなら、 どんなものでもご応募いただけます。 プログラミングに関するもの、開発に関する取り組みといった内容はもちろん、Rust プログラミングの社会的な側面に関するテーマも歓迎します。
セッションについて #
RustFest Global は、アメリカ、ヨーロッパ/アフリカ、アジア太平洋地域の 3 つのブロックに分かれて開催されます。 それぞれのブロックには、4〜8 講演スロットを用意するつもりです。講演数は、講演者の希望にあわせて増減します。 応募される場合は、講演されるブロックを明記ください。
- 東京/Tokyo (UTC+9): 10:00 - 14:00 (01:00 - 05:00 UTC)
- ベルリン/Berlin (UTC+1): 10:00 - 14:00 (09:00 - 13:00 UTC)
- メキシコ/Mexico (UTC-6): 10:00 - 14:00 (16:00 - 20:00 UTC)
なおカンファレンスは 2020 年 11 月 7 日 の 10時(01:00 UTC)に始まり、29 時(20:00 UTC)に終了します。
キーノートを除く全てのスロットは、応募いただく講演に割り当てるつもりです。
サポートが必要な場合はご相談ください #
応募しない理由はたくさん思いつきますが、RustFest Global 2020 は全ての人のためのカンファレンスです。 これまで講演経験のない方はもちろん、経験のあるスピーカーの方もご応募いただけます。不明な点がありましたら、気軽にご連絡ください。 例えば、次のようなこともご相談にのれます:
- 講演内容のブレインストーミングを行えます。
- 応募に当たって、メンタリングが必要な場合は、メンターをご紹介します。
- 講演スライドのレビューや、スライドに対するアドバイスが可能です。
- 事前練習が必要な場合は、人前で練習できるように調整します。
- 助けが必要な場合は coaching@rustfest.eu までご連絡ください(ご応募のための連絡はご遠慮ください)。
応募に自信をもてないときは Tiffany Conroy のサイト We Are All Awesome を読まれると、講演するためのヒントが見つかるかもしれません。また、実践的な部分についてアドバイスが必要な場合は、Zach Holmans のサイト speaking.io が参考になるでしょう。
アクセシビリティ #
RustFest はアクセシビリティを重要視しています。またオンラインカンファレンスが成功するためにも、アクセシビリティは重要です。 これらの観点から、講演には字幕をつけます。またスライドをアクセシブルにするための情報の提供も行います。 詳しくはアクセシビリティガイドラインと、Code of Conduct をご覧ください。
採否を決定方法について #
以下のように講演の採否を決定します:
- バイアスを避けるため、講演者情報を隠して採否を決定します
- 3 ラウンドの投票を行います:
- 第 1 ラウンドでは、それぞれの講演を 1 から 5 の 5 段階で評価します。評価は CFP 委員会のメンバーが個別に行います。
- それぞれの講演は、他の講演と比較しつつ「初心者向け」「中級者向け」「エキスパート向け」の 3 カテゴリーに分類されます。これは講演内容の偏りを防ぎ、カンファレンスをアクセシブルにするためです。それぞれのカテゴリーから、評価の高い順に N 個(10 以下)を選び、次のラウンドの審査を行います。
- 第 2 ラウンドでは、講演者情報をオープンにして、議論をおこないます。これは経験の浅いスピーカーに講演機会を提供し、経験のあるスピーカーと共にカンファレンスを作り上げるためです。
- 第 3 ラウンドでは、テーマの偏りを防ぐために、選択したテーマを元に議論を行います。
セッション数より多くの講演申し込みをいただいた場合、このプロセスにしたがって採択を行います。
ガイドライン #
締め切りは UTC の 9 月 23 日(金)23:59 です。例外は認めません。採択結果は 10 月 5 日(月)までにお届けします。
締め切りは UTC の 9 月 30 日(水)23:59 まで延長します
どの言語でも講演いただけます。英語以外の講演には字幕をつけて放映します。 そのため、少なくともイベント開催の1週間前までに事前収録をお願いします。(英語以外のすべての講演については、スタッフがあなたと連絡をとり、収録のお手伝いをします。)
講演枠は 25 分、もしくは 55 分のどちらかです。55 分の枠については、オーガナイザーから直接お願いをしたいと思っています。 講演枠には 3〜5 分の質疑応答時間を含みます。セッションのスケジュールがタイトなため、講演時間の延長は認めません。 事前にお知らせいただければ、講演時間について事前に提案をいたします。
誤字や書式の間違い、全て小文字での記述された講演申し込みなどは、採否においてマイナスに働きます。お気をつけください。
長すぎるものもマイナスとなります。2 段落以上読んでも講演の主旨に辿りつかなかった場合、より短くしていただくようお願いすることもあります。 講演申し込みの数が多くなることも想定されますので、早く要旨が掴めるものが高評価となります。
“I would have written a shorter letter, but I did not have the time” — Blaise Pascal
また次の点についても忘れずにお伝えください:
- 講演可能な時間帯
- 事前収録を希望するかどうか
オリジナルテーマであること #
コミュニティの知見を深めることが RustFest 開催の主目的の 1 つです。同じテーマでの講演が繰り返される場合、この目的に合致しているとは言えません。 そのため、新しいテーマ、オリジナルなテーマを応募してください。もし以前に他の場所で講演した内容について議論されたい場合は、 新しい内容を追加してください。例えば新しいリサーチの結果、開発した結果といった内容です。
事前収録について #
講演を事前に収録していただくことをお勧めします。ライブで講演を希望される場合でも、トラブルが起こることも想定されます。 インターネット接続が不安定になったり、講演そのものに対する不安などが典型的なトラブルの原因です。 一方で、質問にはライブで回答いただきたいとも思っています。インターネット接続が不安定な場合は、電話回線を使って回答いただくことも可能です。
講演者特典 #
RustFest の講演者には、次の特典があります:
- カンファレンスへのアクセスを提供します。チケットをすでに購入されている場合は、返金します。
- 講演のために必要な機材を提供します。例えばマイクや Web カメラが必要な場合は、ご用意できるように調整します。全ての講演者に対し、200ユーロの予算を用意しています(必ず領収書を保管し、カンファレンス終了後に提出してください)。建て替えることがが難しい場合は、機材を購入して送付することも可能です。ご連絡ください。
- 200ユーロの報奨金。登壇者の努力は讃えられるべきだと私達は考えています。講演の準備と発表には多くの時間と労力がかかります。スポンサーと参加者から提供された資金を講演者に還元することを考えています。請求書の用意や、課税要件で必要な手続きに対応することが可能です。
- また、これらの資金を受け取ることができない、もしくは受け取りたくない場合は、任意の非営利団体に寄付することができます(制限が付く場合があります)。
- あなたの発表を視聴している参加者からの streaming micropayments のような特典もあります。これらの詳細は後述します。
採択された申し込みの例 #
他のカンファレンスで採択した申し込みの例です:
よい講演申し込みを行うには #
クリーンなコードを書くための指針の多くは、文書を書く場合にも当てはまります。
信頼できる唯一の情報源、重複しない、壊れやすいコードは避ける、用語の一貫性を担保、わかりやすい名前の選択、テスト、リファクタリング、 継続的な改善、必要以上のコードを書かない。
これらの綺麗なコードを書くための原則は、ドキュメントの作成と管理においても役立つだけでなく、場合によってはコードを書く以上に重要な意味を持ちます。 コードはプログラマーと機械のために書きますが、ドキュメントは幅広く、さまざまな目的を持つ人間のために書きます。 ある人は興味のため、またある人は厳しい開発のなかでの調査のため、ドキュメントを読みます。
この講演では 関連する指針を調べ、実例とともに検証します。 これにより、ユーザーを助け、あなたのソフトウェアの成長にとって有益なドキュメントを書く心構えについて示唆を得られます。
Misc #
ライブストリームされる講演は、全て録画されます。録画された講演には字幕が付けられ、あなたの許可とあなたのレビュー後、 Rust videos YouTube channel に公開されます。 スライドやデモその他の講演者の画面上で表示したものも同様です。 The Rust Videos YouTube チャンネルは Rust Community team によって管理・運営されています。
公開は RustFest 2020 Global に参加できなかった方を含む、Rust コミュニティ全般のために行います。 全ての講演者に賛同いただきたいと考えておりますが、公開されたくない方もいらっしゃるとは思います。 ご連絡いただければ、その方の講演は公開分から除きます。
録画された講演やスライドの所有権は講演者が保持していますが、 クリエイティブコモンズ、もしく他のオープンソースライセンスで公開していただければ幸いです。